これからトロンボーンで吹奏楽部に入ろうと思っているお子さんの保護者へ!
吹奏楽部はどういう活動内容で、保護者の方はどんな準備をしていけばいいんだろう?という疑問を持っていると思います。
記事を読み終えると、吹奏楽部の活動内容とトロンボーンの必要な物、保護者の準備が分かり安心して入部する事が出来ます。
なぜなら私自身が吹奏楽部に2年、吹奏楽団に8年在籍し、私の娘もトロンボーンで吹奏楽部に入部して、吹奏楽に長年たずさわってきたからです。
部活の仮入部、本入部、オーディション
仮入部
最初はまず仮入部。色んな楽器を試したり、先生、先輩の雰囲気をよく見ておきます!
希望の楽器の募集人数が沢山いたら、好きな楽器が選べないかもしれないという難点がありますが、頑張ってそのパートの先輩に沢山質問したりして、ぜひ自己アピールをして自分の存在を印象づけてみましょう。
なぜならその先輩がオーディション審査をする場合があるからです。
募集人数に対し希望者が少なかったり、オーディションで良く音が出ていれば、きっとその楽器に決まります。
本入部、オーディション
お気に入りの楽器を見つけ、先輩も顧問の先生も優しそう、雰囲気も楽しそうなら、何日か仮入部の期間通うと本入部ですね。手続きを済ませ、晴れて部員となります。
正式にどの楽器になるか、オーディションがあると思います。キラキラ星のような簡単な曲を1つ吹いて、楽譜が読めて手が動き、音が良く出ているか等を見てもらいます。
オーディションまでに日数があるなら、自宅で曲をさらっておきましょう。
楽譜がスムーズに読めるように譜読みをしておき、ポジションなどを書き込んで手が素早く動く練習を、楽器無しでもやっておきましょう。
保護者の方に審査員の代役の練習をしてもらうといいですね!緊張がほぐれていい練習になると思います。
私もうちの子の審査員の代役をやりました。最初はお辞儀とか、挨拶などフラフラ揺れたりしながらやっていましたが、指摘して直しながら何度か練習したら、最後まで落ち着いてやれるようになり、自信を持って本番に臨めるようになりました!目当てのトロンボーンに決まり、大喜びでした。
部員数が少なくどれでもやれる時は、オーディションは無いですが、ラッキーとプラスに考えましょう!
スケジュール確認、必要な物
その後1年のスケジュールと必要な物が分かってきます。
- メンバーTシャツなど
- 楽器購入するかどうか
- 消耗品
メンバーTシャツなど
私の娘の部活ではお祭りで着るメンバーTシャツ、冬用のベンチコート、コンクールやオリジナル曲にブラウスの上に着るベスト、ローファー等を購入しました。演奏会ごとに用意する小物などは自分で買ったり、部費で買える物は用意してもらって、あまりお金の負担がないように工夫されていました。
楽器購入
楽器購入は、学校の楽器が使えれば買わなくてもいいです。
うちの子は最初は学校の物を借りてましたがあちこち壊れてるし、買った方が自分の空き時間にも練習出来ていいと顧問の先生や先輩からオススメされました。
楽器屋さんが学校に来て何本か試し演奏して購入しました(30万くらいの太管のテナーバスでした)。
結構高いですが、それくらいが相場らしいと先生や講師の方もおっしゃってました。高校でも吹いてくれたら本望です。
消耗品
消耗品はトロンボーンの場合、マウスピースは4500円くらい(楽器購入したら付いて来ますが、学校のを借りた場合や口に合った物が欲しい場合はマウスピースだけ買う選択肢もあります)。
お手入れセットは4000円くらい(クリーニングスワブ、スライドオイル、ロータリーオイル、ポリシングクロスは必ず使います)で、楽器と一緒に購入しました。
チューナーはマイク付きで4000円くらい。楽譜ファイルは100均でもいいですが、楽器屋さんのは300円くらいで楽譜の出し入れが簡単で、練習中に注意事項の書き込みをするので、こちらのが便利で使いやすいです。
保護者会開催
保護者会は新年度、コンクールや定演前、その他大きなイベントがあれば開かれ、毎月の部費(3000円くらい)、スケジュール、イベント時お迎えの確認、弁当代などかかる費用を確認します。(コンクールの強豪校などは遠征のバス代、ホール練習の利用費などの臨時徴収もあり)
学校によって違いはあるかもしれませんが、私の子の場合は3年生の保護者から会長1名、副会長2~3名、会計1~2名と、各学年の連絡係1名ずつ、イベント時に車を出せる人(少しでも楽器や部員を乗せられる人)、楽器搬入の手伝いなどは全員で分担するなど、皆、何かしらの係について手伝います。イベントの時以外は学校に頻繁に駆り出される事はないので、予定は立てやすいと思います。
連絡もラインかメールがほとんどなので、お仕事をされてる方でも係が出来ます。
春のイベント、体育祭
春は新入生歓迎会と、最近の学校は体育祭が春にあったりしますので、それに向けて練習が進みます。朝練も増えて毎日ヘトヘトになり、夜も食べたらすぐ寝ちゃいます。
家では朝は遅刻しないように起こしてもらったり、宿題や塾などのスケジュール、体調の管理を気を付けましょう!
他には野外イベントが沢山あるので、あちこち出かけては演奏します。
1年生ですと率先して荷物運びをしたり、大きな声であいさつをしたり、イベント演奏はまだ難しい内は、ダンスで盛り上げたりします。
うちの子はミッキーの帽子をかぶって踊ってました!可愛いので写真撮りまくります。携帯のバッテリーや水分補給に気を付けましょう。
夏、コンクールと野球応援
夏にはコンクールがあります。吹奏楽コンクールはその部の実力を試す大事なイベントです。頑張ってる学校だと県大会やもっと上まで進んだりしてやりがいがあります。この日の為に頑張ってきた成果を存分に発揮しましょう!
コンクールチケット代、DVD、写真代、遠征の為の電車代、バス代、弁当代などその都度費用がかかる為、保護者の方のご協力がもっと必要になってきます。
野球部が盛んな学校ですと試合に演奏に行ったりもします。これも勝ち進むと一緒に演奏に行くので、コンクールとの兼ね合いで忙しいです。
ただ野外で吹くのは気持ちいいし、部員以外の生徒と一緒に盛り上がれるのはとても楽しいです!熱さ対策、水分補給を十分に注意して行きましょう。
秋、文化祭、お祭り
秋には文化祭があります。コンクールを乗り越えてとても上達している頃で、演奏がもっと楽しくなってきます。野外でのお祭りイベントの参加などもあったりします。
お祭りなどで演奏するポップス曲はスタンドプレーが多いので、段々度胸がついて、ソロやソリも平気になっていきます!たくましくなった自分の姿で観客を魅了すれば、部活やってて良かったな~と思う瞬間ですね!
私やうちの子が文化祭などのお祭りでやった曲は、宝島、ディズニーメドレー、sing sing sing、情熱大陸など、盛り上がれる曲でした!張り切りすぎて口が痛くなったり、高音を頑張って音を外しそうになりましたが、いい経験になりました。とても楽しかったです。
冬、クリスマスコンサート、定期演奏会、卒部会
冬にはクリスマスコンサート。年明けはもう定期演奏会に向けてフィナーレですね。卒業生が定演に出演してくれる場合もあります。色んな練習法を教えてもらえるので上達のチャンスです!沢山質問をして先輩とは違った視点からのアドバイスを得ましょう。
3月には3年生が引退されますので、卒部会などをして1年の締めくくりとなります。お世話になったパートの先輩に、小さな物でもいいのでプレゼントなどを渡せるといいですね!うちの子はトロンボーンのモチーフのキーホルダーを先輩に渡して、とても喜ばれました。
ここまで続けられると、部員同士の絆も深まり、また1年頑張ろうという気持ちになりますし、新入生が入ったら自分がしてきた経験を伝えてあげたいと思うようになります。お疲れさまでした!
最後に
吹奏楽部の活動内容と準備するものについてまとめてみました。費用とお手伝いが多い吹奏楽部ではありますが、お子さんが頑張っている姿を見ていると、保護者の方も応援したくなるものですよね。
今はコロナの影響で活動の休止や縮小を余儀なくされている部活イベントも多いですが、限られた学校生活を少しでも有意義に過ごさせてあげたいですね。
吹奏楽部、とってもオススメです!
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